2月ランチ会「インバウンド文化体験やってます」レポート

MONOでは毎月1回、入居者の方がどなたも参加できるランチ会を開催しています。

2月のランチ会レポートをお届けします!

最近、海外から観光客の方を多く見かませんか?

和食がブームになったり、日本に関心を持つ人が増えているようです。

 

そこで訪日外国人向けサービスを手がけている深川フード&ツアーズ代表の鈴木加奈子さんをゲストにお迎えして、海外での日本文化の理解や状況についてお話を聞きました。

 

題して、「インバウンド文化体験やってます」

実は理解されていない日本食

鈴木さんは、米国系航空会社機内食部にてFP&A(Finantial Planning & Analysis)に関わってこられ、

世界的な日本食人気に反して、日本食がほとんど理解されていないことに気付かれたとのことです。

 

そこで訪日外国人向けの文化体験ツーリズムとして、日本固有のものづくりや文化に触れるツアーや日本の食文化を体験できる料理教室等を企画、サービス提供を目指しています。

 

海外の日本食事情

外国人が日本食の何に興味をもつのかを知る前に、海外の日本食レストランの現状を知る必要があります。

海外の日本食レストランは増加していますが、日系の経営者は少なく、非日系アジア人の経営者によるものが多いとのことです。

アメリカの日本食レストランで日経経営者は20~25%とのこと。

アジア人にとって、日本食はなじみがあり、調理が簡単で、寿司のように高価で売れるものがある、という利点があります。

さらに顧客ターゲット分析やマーケティングにより営業が強化されているとのことでした。

 

外国人が最も喜んだ日本料理のコンテンツとは?

実際に行った日本料理教室で「外国人が最も喜んだ日本料理のコンテンツ」とはなんでしょうか?

ごはん?

お味噌汁?

お寿司?

なんと昆布と鰹節による「出汁」だそうです。

日本食にとって味の決め手となる出汁の作り方を知ることは大きな関心事のようです。

海外の日本食レストランでは味わえない、日本の食文化を体験することは、大きなビジネスチャンスといえるかもしれません。

 

他にも日本酒はワインと比べると安価で市場規模が小さいことなど、

私達が知らない世界から見た日本食の実情を知ることができました。

 

さらに

プレゼン後の質疑応答では、酒蔵や江東区に多い相撲部屋、書道や和紙づくり等の文化体験ツアーについて質問がありました。

様々な体験コンテンツを企画されており、今後のプログラムが楽しみです。

 

鈴木社長は東京だけでなく、地域活性化にも取り組まれています。

みなさんのご実家や身近な場所で過疎化等により人を呼びたい地域がありましたら、ぜひご連絡してみてください。